◎ビタミンC
ビタミンと聞いてもっともポピュラーなものは、やはりビタミンCです。
目的を持って飲むサプリメントやドリンク、あるいはのどが渇いて何か飲もうとたまたま買った飲料にもビタミンCが配合されています。
ビタミンCと言うと、一番に思いつく効果は「美白・美肌」です。
美白サプリメントとして毎日欠かさず飲んでいる女性もいるでしょう。
ビタミンCはコラーゲンの生成になくてはならないビタミンで、これが欠乏すると、細胞の壁がもろくなって血管や筋肉などで出血が起きます。
それがかつて壊血病として人々に恐れられていた病気の原因です。
ビタミンCの働きとして挙げておくべきことは、免疫力の強化です。
風邪など、ウィルス性の病気を予防する力があります。
みかんを食べて風邪予防と昔から言われているのも、ビタミンCの働きに期待してのことです。
ビタミンCは果物や野菜など、豊富に含まれる食材はいろいろあるのですが、弱点も多いのがビタミンです。まず熱に弱いこと。
加熱調理をすることで、簡単に分解してしまいます。
次に水に弱いこと。
野菜や果物を水洗いすることで、どんどんビタミンCが流れ出ます。
そして空気にも弱いこと。
空気に触れることで酸素をどんどん取り込み、分解されます。
これらの弱点を踏まえると、やはり生で食べられる果物は調理段階でのビタミンC損失が少ないためおすすめです。
また、じゃが芋やカリフラワーのビタミンCは加熱による損失が少ないため、調理後でもビタミンCを摂取できます。
ビタミンCは摂り溜めができないのも残念なことです。
からだに取り込んでから3時間ほどで排出されます。
特にたばこを吸う人やストレスを感じたときなどでは大量に消費されるようです。
◎ビタミンD
丈夫な骨をつくるため、カルシウムのサプリメントや牛乳などを毎日欠かさず飲む人はいるでしょう。また成長期の子どものいる家庭では、家族みんなで摂れるようファミリーサイズのボトル入りサプリメントを常備するところもあると思います。
このように、骨を強くするのにカルシウムが大切だということは多くの人が知っていることなのですが、これらが体の中で骨や歯になるにはビタミンDが不可欠であるということはあまり知られていません。
ビタミンDは体内で活性型に変わり、腸ではカルシウムの吸収を手助けし、骨に向かって血液中を移動し、筋肉中のカルシウムが不足すれば骨から取り出すなど、カルシウムの血中濃度を一定にするために働いています。
中でもビタミンD3は紫外線を浴びることで体内が合成されるため、かつては子どもの日光浴が推奨されていましたが、現在では紫外線による皮膚がんを予防するために日光浴は推奨されなくなっています。
普通の生活の中で浴びる程度の紫外線の量で、十分なビタミンDは合成されることもわかってきています。
ビタミンDの豊富な食材として干ししいたけが有名ですが、これも生しいたけを日干しにする際に紫外線を浴びてビタミンDが作られます。
丈夫な骨や歯を作るのに大切な幼少期には、カルシウムだけでなくビタミンDも併せて摂ることが大切です。
ただしビタミンDの過剰摂取には気をつけましょう。
過剰摂取になると、下痢や、のどの渇き、皮膚のかゆみなどが起こることがあります。